注文住宅の施工会社は、ハウスメーカー、工務店、設計事務所の3種類に大きく分けられます。それぞれに特徴があり、メリット、デメリットがあります。ハウスメーカーによる注文住宅の特徴は、デザインや間取りを事前に設計し、組み合わせて間取りを決めることになります。建材を自社工場にて体調生産しており、施工は下請け工務店に依頼することになります。
メリットとしては、品質が一定で安定しており、耐震、耐久テストが行われています。効率化されているため、引渡しまでの期間が短く、アフターサービスが充実しています。デメリットとしては、プランに限界があることや相場が高くなることがあります。工務店による注文住宅の特徴は、地域の気候風土を理解している工務店が建てるため、無理のない家を建てることが可能です。
メリットとしては、要望に合わせて自由なプランを立てることができ、工事が始まってもある程度であれば仕様変更が可能です。また、地域密着型でクライアントとの距離が近いため、対応にも融通が利くことが多いです。デメリットとしては、工務店による技術力や提案力にばらつきがあったり、アフターサービスがあっても会社が倒産する危険があります。設計事務所による注文住宅の特徴は、建築家が設計するため個性を活かした家づくりが可能となります。
そのため、極小物件などにも対応してもらうことができます。デメリットとしては、設計期間が長くなるため、家づくりに時間がかかることが多く、施工は請負工務店に依頼することになるため、設計図通りにならないこともあります。